卓上型ランプ加熱装置
MILA-5000シリーズ

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卓上型ランプ加熱装置MILA-5000シリーズイメージ

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MILA-5000シリーズは赤外線ゴールドイメージ炉の特長である高速加熱・冷却、クリーン加熱が行えます。自在な雰囲気下で加熱する事が可能で温度コントローラと雰囲気可変チャンバが一体化した小型で低価格な赤外線ランプ加熱装置です。
加熱操作をUSB接続によりパソコン上で行なえ、手軽にデータ管理出来ます。

用途

  • 強誘電体薄膜の結晶アニール
  • イオン注入後の拡散アニール、酸化膜生成アニール
  • Si、化合物ウェハのシンタリング、アロイング処理
  • ガラス基板の均熱アニール
  • 熱サイクル、熱衝撃、熱疲労試験
  • 昇温脱理試験用加熱炉
  • 触媒効果試験

特長

  • 真空中、ガス中、ガスフロー中、大気中と任意の雰囲気選択
  • 精密な温度コントロール
  • 卓上型でコンパクトな設計
  • お手持ちのパソコンから温度プログラム設定や外部信号の入力が、簡単に実行可能
  • 加熱中の温度データをパソコン上に表示する事が可能

仕様

型式 MILA-5000-P-F
(均熱型)
MILA-5000-P-N
(高温型)
MILA-5000UHV
(高温・高真空型)
温度範囲 RT ~ 800℃ RT ~ 1200℃ RT ~ 1000℃
試料寸法 角 20mm × 厚 2mm
加熱雰囲気 大気中、低真空中、不活性ガス中 大気中、高真空中、不活性ガス中
プロセス圧力 10Pa~大気圧(RP*1使用、室温無負荷) 10-4Pa~大気圧(TMP*1使用、室温無負荷)

※1:真空排気装置はオプション
※2:加熱温度は、加熱物の赤外線反射・吸収、熱容量と材質により異なります。

オプション例

試料観察用CCDカメラユニット

加熱中の試料を観察

試料観察用CCD カメラユニットを取り付ければ、加熱時の試料の変化をパソコンに取り込めます。

試料観察用CCDカメラユニット

電気抵抗測定ユニット

熱処理しながら電気抵抗率測定

電気抵抗測定ユニットに差し替え、お手持ちのデジタルマルチメータにつなぐだけで、加熱しながら電気抵抗率の測定が可能です。

電気抵抗測定ユニット

液体窒素ミスト急速冷却ユニット

液体窒素ミスト吹き付けによる急速冷却

1000℃から0℃まで、わずか2秒で急冷ができます。

液体窒素ミスト急速冷却ユニット

 

 

高温型

MILA5000-P-N型最高昇温速度
サンプル :  W20×L20×t0.5(㎜) Ni板材
雰囲気 : 真空中
定格 : 200V4kW100%出力

MILA5000-P-N型温度分布
サンプル : W20×L20×t0.5(㎜) Ni板材
雰囲気 : 真空中
TC(K)測定点

均熱型

MILA5000-P-F型最高昇温速度
サンプル : W20×L20×t0.5(㎜) Ni板材
雰囲気 : 真空中
定格 : 200V1kW100%出力

MILA5000-P-F型温度分布
サンプル : W20×L20×t0.5(㎜) Ni板材
雰囲気 : N2ガスフロー中
TC(K)測定点

論文リスト

印加掃引バイアス累積による BaTiO3 薄膜リーク電導特性の制御
DOI:https://doi.org/10.11470/jsapmeeting.2018.2.0_1324

 

Layer-by-Layer 焼成雰囲気における BaTiO3 薄膜の抵抗変化型メモリ特性向上の研究
DOI:https://doi.org/10.11470/jsapmeeting.2016.1.0_1385

 

ReRAM 用 BaTiO3 薄膜の強誘電性と抵抗ヒステリシス特性の関係の検討
DOI:https://doi.org/10.11470/jsapmeeting.2016.2.0_1221

 

MLCC 微細化検討用 BaTiO3 薄膜ダイオードの作製とリーク電導特性の評価
DOI:https://doi.org/10.11470/jsapmeeting.2018.1.0_1406

 

ナノすきま潤滑計測のための微小ガラス球を用いたマイクロプローブの開発
DOI:https://doi.org/10.1299/jsmeiip.2017.H-02

 

加水分解法と電着法の組合せによるナノ酸化タングステン粒子分散ナノ結晶ニッケルの作製
DOI:https://doi.org/10.2320/jinstmet.J2015035

 

炭酸ガスレーザー照射による樹脂成形体表面への導電性パターン形成の試み
DOI:https://doi.org/10.4325/seikeikakou.24.341

 

放射線を利用した非貴金属系ナノ粒子の合成および酸

Ti-Ni-Zr 高成形性形状記憶合金のマイクロ折りたたみ構造の作製
DOI:https://doi.org/10.1299/jsmemecj.2017.J2220105

 

Ti-Ni-Zr 高成形性形状記憶合金のマイクロ成形加工
DOI:https://doi.org/10.1541/ieejfms.141.64

 

MOD 法による炭素熱還元を用いた VO2 薄膜の作製条件の検討
DOI:https://doi.org/10.1299/jsmemecj.2016.J2240105

 

MOD 法による Zr および Nb 添加 VO2 薄膜の作製と特性評価
DOI:https://doi.org/10.1541/ieejeiss.144.1059

 

FAQ

卓上型ランプ加熱装置 MILA-5000シリーズ(MILA-5000-P-F 均熱型/MILA-5000-P-N 高温型/MILA-5000UHV 高温・高真空型)について、お客様からよくいただくご質問と、加熱しない・温度が表示されないなどのトラブル時の確認事項をまとめました。

製品概要・できること加熱しないとき温度表示・測定・観察インターロック温度制御冷却水真空排気メンテナンスPC・ソフトの運用設置電源保証お問い合わせ

製品概要・できること

QMILA-5000シリーズ(卓上型ランプ加熱装置)は、どのような装置で何ができますか?

A

MILA-5000シリーズは赤外線ランプ加熱炉です。放物面リフレクタの焦点に赤外線ランプを固定し、赤外光を平行反射させて試料を効率よく短時間で高温まで加熱します。

温度プログラム(PID制御)に沿った昇温・保持・降温の自動運転ができ、不活性ガス雰囲気や真空中での熱処理にも対応します。発熱体(ランプ)は石英管に封入されガス放出がない“クリーンな加熱”が特長です。

QMILA-5000シリーズは、どのくらいの温度・昇温速度まで加熱できますか?

A

  • 温度:常用 RT〜1000℃、最高 約1200℃
  • P-F(均熱型):常用 RT〜500℃、最高 約800℃
  • 昇温速度:最大 約50℃/秒(ガスフロー型)〜約30℃/秒(均熱型)程度(熱電対・サセプタの種類により異なります)
  • 試料サイズの目安:約22×22×5mm(石英管先端内径)

加熱方式は放物面反射赤外線ランプ方式です。

※1000℃超の長時間使用は石英部品の寿命を縮めます。
※真空中の加熱は900℃以下にしてください。ただし900℃以下でも石英部品の失透や汚れがあると、透明石英製チャンバが破損することがありますのでご注意ください。

QMILA-5000シリーズは、どのような雰囲気(大気・ガス・真空)で使えますか?

A

大気のほか、不活性ガス雰囲気(純度99.999%以上推奨)でのガスフロー、真空型(P-N/UHV)では真空排気装置と組み合わせた真空中熱処理が可能です。

ガスフローユニット(最大3台)、真空排気装置、加熱状態観察系などをオプションで追加できます。

Qパソコンからどのような操作・データ記録ができますか?

A

付属の専用ソフト「PROTEM2」(USB接続)で、温度プログラムやPID等の各種設定の編集・保存をPC上で行えます。

目標値・現在値などをリアルタイムに演算・モニタする「トレンドグラフ」機能もあり、データをファイル保存できます。温度プログラムは最大16本、PIDは最大8組まで登録できます。

加熱しないとき

Q運転を開始してもHEATランプが点灯せず、加熱が始まりません。

A

いずれかのインターロック(IL)が作動しています。以下の項目を確認してください。

  1. 冷却水インターロック(IL2/INTERLOCK2端子台)…冷却水供給を確認(フロースイッチ未購入時はショートピンで短絡しています)。
  2. 背面AUX端子台…各種ILが正常か確認。
  3. 過昇温設定値・熱電対の断線・試料移動フランジが開いていないかを確認。

※過昇温防止(AL1)作動時はHEATランプが消灯します。

Q加熱を緊急に止めたいときはどうすればよいですか?

A

装置前面のRESETボタン(温調器、RESETボタン(緑))を押すと加熱を停止できます。緊急停止が必要なときに使用します。

Q設定温度まで上がらず、途中で加熱が止まります。

A

制御熱電対温度が「イベント1設定値」を超えると過昇温防止が作動して加熱が停止し、同時にアラームランプが点灯します。設定値を超えている間は加熱できません。

イベント1設定値(過昇温防止設定)を確認してください。

温度表示・測定・観察

Q温度が表示されない/画面に「□□□□□」のような表示が出ます。

A

移動フランジが閉まっているか確認してください。それでも解消しない場合は制御熱電対が断線している可能性があります。熱電対を確認してください。

※断線時は温度測定・加熱ができません。

Q表示温度が実際の温度と合わない/おかしいです。

A

制御熱電対の種類設定(K=黄黒/R=赤黒)が正しいか、熱電対が正しく取り付いているかを確認してください。

設定値と現在値のズレはPIDオートチューニング(AT)で改善できます(→温度制御のFAQ参照)。

Q加熱中の試料の様子を観察・記録できますか?

A

はい。オプションの加熱状態観察系(CCDカメラ+マクロレンズ+XYZ調整ステージ+観察窓)で、加熱中の試料表面をモニタ・カラー観察できます。MILA本体の観察窓に設置します。

Q温度データを記録・モニタできますか?

A

はい。専用ソフト「PROTEM2」のトレンドビュアグラフ機能で現在値などをリアルタイムにモニタし、データをファイル保存できます。

インターロック

Q装置正面のインターロックランプ(INTERLOCK 1/2)が点灯しません。

A

両ランプの点灯が運転開始条件です。冷却水供給と端子台の短絡状態を確認してください。フロースイッチ(オプション)未購入時はIL2・AUXがショートピンで短絡され常時点灯となります。

【注意】短絡済み状態では冷却水を供給しなくても加熱テストが始められますが、冷却水を供給せず加熱すると故障します。

QIL2(INTERLOCK 2)のエラーが解除できません。

A

裏面IL2端子部がショートピンで短絡されているか確認してください。フロースイッチユニット(オプション)追加時は、冷却水流量が設定値を超えているか確認してください。

Qその他インターロック(AUX)が働いて加熱できません。

A

裏面AUX端子部がショートピンで短絡されているか確認してください。インターロックを追加した場合はIL用ケーブルを正しく接続してください。

温度制御

Q設定温度と現在値が大きくずれます。

A

PIDオートチューニング(AT)を実行してください。実行時の目標値に対し最適なPID定数を自動設定し、ズレを解消できます。

Q1つのプログラム内で、温度域ごとに制御が不安定になります。

A

PID値は最大8組(パターン)を個別設定でき、温度範囲や偏差・目標値に応じて自動切替もできます。各温度域でATを実行・設定してください。

Q温度プログラムの作り方を教えてください。

A

セグメントごとに目標温度(SP)と実行時間(TIME)を設定して作成します。プログラムは最大16本保持でき、昇温・保持・降温をセグメントの組合せで作成します。

冷却水

QMILA-5000シリーズに必要な冷却水の条件(流量・圧力・継手)を教えてください。

A

市水で流量4L/min以上・圧力0.3MPa以上、テフロンブレード継手φ11×φ6が標準です。

機種 流量の目安 圧力
P-N(高温型) 5L/min 0.3MPa以上
P-F(均熱型) 4L/min 0.3MPa以上
UHV(高温・高真空型) 5L/min 0.3MPa以上
Q冷却水の接続部から水漏れします。

A

ナットの締め込み不足や締め忘れが原因です。手で締めた後モンキーレンチで最後まで締め込み、WATER OUTLET→WATER INLETの順で接続し、各ネジ締め部の締め忘れを確認してください。

【注意】接続作業前は必ず電源を切ってください。

Qホースを外したらインサートスリーブが外れました。

A

取扱説明書の写真のとおりに取り付け直してください。

Q市水が使えない/冷却水を安定供給できない場合は?

A

オプションの冷却水循環装置を使用できます(冷却能力2600W@室温25℃、循環7L/min以上、電源 単相AC200V)。

真空排気

QMILA-5000シリーズで真空中の熱処理をしたい場合、真空排気はどうすればよいですか?

A

真空型(P-N/UHV)に真空排気装置(オプション)を組み合わせます。真空引口は P-N/P-F=KF-NW25、UHV=ICF-70 です。

※排気ポンプ(ロータリーポンプ等)の手配はお客様にてお願いします。

Q真空排気装置(オプション)の仕様を教えてください。

A

到達圧力 約6.7Pa(室温・無負荷)
油量 500〜800ml
所要電力 100V 単相 0.35kW
質量 約14kg
Q真空が引けない/真空度が上がりません。

A

Oリングおよび接触面の傷・汚れ、真空引きフランジ固定ネジの締め忘れ、ホース接続の緩みを確認してください(石英管・熱電対の交換後は特に注意)。ロータリーポンプのオイル状態も確認してください。

Qガスの内圧が上がると危険ではありませんか?

A

逆止弁(リリーフ弁)が内圧0.007MPa以上で作動しガスを逃がします。

メンテナンス

Q石英ガラス管や試料ホルダーが白く濁ってきました(失透)。

A

試料からの汚染や素手で触れたことによる失透の可能性があります。交換・取り扱い時は必ずゴム手袋を着用し慎重に作業してください。

Q石英ガラス管の交換手順を教えてください。

A

ゴム手袋を着用し、電源OFF後に作業します。

  1. 裏面カバーを外す
  2. 真空引きフランジ固定ネジをプラスドライバーで外す
  3. 試料移動フランジ/ストッパーを外し引き出す
  4. 石英管を前面より取り外し治具をゆっくり押し込み、後方側から引き出す

取付けは逆順で、Oリングに傷を付けないよう注意します。

Q熱電対を交換する方法を教えてください。

A

ゴム手袋を着用して作業します。試料ホルダ→押え金・固定ネジの順に外して、古い熱電対を内側から押し出して除去し、新しい熱電対を挿入して逆順で取り付けます。

色(赤等)・ピン位置を取扱説明書の図と照合してください。

※Oリング及び接触面に傷を付けると真空漏れの原因になります。

Q真空排気装置(ポンプ)のメンテナンス方法は?

A

ロータリーポンプのオイルレベルゲージ(のぞき窓)でオイル量とオイルの汚れを点検し、オイル漏れが無いことを点検してください。定期的にポンプ油を交換してください。

PC・ソフトの運用

Q装置用PCをインターネット/LANに接続してもよいですか?

A

接続しないでください。装置用PCはウイルス常駐保護がされておらず、ネット接続は感染の危険、運転中のLAN接続は装置が不安定になり停止する恐れがあります。

Q装置用PCに別のソフトをインストールしてもよいですか?

A

インストールしないでください。装置用ソフトと競合し動作不良の原因になります。

Q外部記憶媒体(USB/HDD等)でデータを移してもよいですか?

A

ウイルスチェック済みの媒体のみ使用してください。運転中のデータ移動は行わないでください。

※感染時はOS再セットアップで全ソフト・測定データが消失する場合があります。

設置

QMILA-5000シリーズの設置に必要なスペース・環境条件は?

A

外形寸法 約360mmW×355〜365mmD×179mmH(試料系引出し時 550〜560mmD)
質量 約15kg
設置環境 温度10〜30℃・湿度30〜70%RH(結露無きこと)

電源・アース・給排水口から所定範囲内に設置します。

Q接地(アース)は必要ですか?

A

D種接地(100Ω以下)の単独アースが必要です。アース未接続は感電の原因になります。

QMILA-5000シリーズのガス・冷却水・真空の接続口(仕様)は?

A

ガス 継手 1/4 Swagelok(又は同等品)、不活性ガス純度99.999%以上推奨、2次圧0.2MPa(調整器付をご用意ください)
冷却水 市水 5L/min以上(P-Fは4L/min以上)、0.3MPa以上
真空引口 KF-NW25(UHVはICF-70)

電源

QMILA-5000シリーズに必要な電源は?

A

単相AC200Vです。P-N/UHVは約4kVA、P-F(均熱型)は約1kVA程度です(装置側端子盤はM4)。

Q50Hz/60Hzの地域差はありますか?

A

工場(神奈川=東日本)にて50Hz調整で出荷します。西日本でご使用の場合は60Hzに変更して出荷します。

【注意】東西をまたいで使用する場合は、事前に必ずメーカーへご連絡ください。

Qメンテナンス時の電源の扱いは?

A

冷却水接続やメンテナンス(石英管・熱電対交換等)の作業前は必ず1次側の給電を遮断してください。

【警告】電気が流れた状態でのメンテナンスは絶対に行わないでください(感電の危険)。

保証

QMILA-5000シリーズの保証期間と、保証対象外になるケースは?

A

保証期間は納入から1年です。以下は保証対象外となります。

  • 取扱説明書記載外の取り扱い
  • 指定外の特殊条件での使用
  • メーカー以外による修理・改造
  • 天災・災害等による損傷
  • 消耗部品
  • 納入後10年を超える修理・部品供給
Q装置用PCの扱いに起因する故障は保証されますか?

A

指定事項(ネット接続禁止・ソフト追加禁止・要ウイルスチェック)を守らないことに起因する故障・不具合は、保証期間内でも有償修理(修理不能の場合あり)となります。

お問い合わせ

Q修理を依頼する前に伝えるべき情報は?

A

  1. MFG.No.(8桁)
  2. MODEL
  3. DATE
  4. 熱電対の種類(K=黄黒/R=赤黒)
  5. 異常の内容・症状

※1〜3は装置前面または背面のMFG.No.シールに記載されています。

QMILA-5000シリーズに関する問い合わせ先(連絡先)は?

A

アドバンス理工株式会社までお問い合わせください。

本社 TEL 045-931-2221
大阪営業所 TEL 06-6192-8377
Webサイト https://advance-riko.com/

本ページ下部のお問い合わせフォームからもご連絡いただけます。

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