背景
近年、焼却炉や自動車のエンジンルームなど様々なものから排出される熱エネルギーを有効活用し、再生エネルギーとして回収する技術が注目されております。その中で、熱エネルギーを電気に変換する際に駆動部がない熱電材料による発電技術は、メンテナンスフリーでクリーンな技術として注目を浴び需要が高まってきています。
アドバンス理工は、従来から熱電発電技術開発における熱電材料・モジュールの評価装置を販売しておりますが、今回販売する装置では、熱電モジュールを実使用する環境(大気中・荷重下)で、温度差を与えた時に回収できる最大発電量や熱流量、変換効率を評価することができます。
長時間稼働や熱サイクルによる熱電モジュールの評価試験も行う事ができ、モジュールの新規開発目的は勿論、市販のモジュールが実際に組み込まれる環境下での耐久性評価にも効果的です。
特長
- 高温大気中での連続負荷により、モジュールの出力特性が評価可能
- 長時間負荷を与え続け、一定時間ごとにPmaxの繰返し測定が可能
- 実際のモジュール組込環境に併せて一定荷重をかけながら測定が可能
用途
- 大気中、荷重下での熱電モジュールの最大発電量と熱流量の評価
- 最大発電量と熱流量から算出するモジュールの変換効率評価
- 長時間測定による熱電モジュールの耐久性評価
仕様
測定物性 | 発電量、熱流量、熱電変換効率 |
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温度範囲 | 室温~600℃(ヒーター設定値) |
モジュールサイズ | 40mm角 |
測定雰囲気 | 大気中 |
製品紹介ページ:大気中熱電モジュール評価装置 F-PEM
展示会出展情報
2016年11月27日(日)~12月2日(金)アメリカ・ボストンで開催される「2016 MRS Fall Meeting & Exhibit」にてご紹介させていただきます。
本件についてのお問合せは下記へお願いいたします。
アドバンス理工株式会社
営業本部 斉藤 利文
TEL:045-931-2285(代)/ FAX:045-933-9973