共振ずり測定装置 RSM-1

ナノレオロジー・ナノトライボロジーの究極測定
ナノ空間の液体の特性を測定可能
微細空間に束縛された液体のレオロジー、トライボロジー特性を連続的に、分子レベルで評価できます。表面力装置(SFA)としての使用も可能で、2つの表面間に働く相互作用の距離依存性や接着力などを測定できます。 また、ツインパス法(反射型レーザ干渉計)により、不透明物質の測定も可能とし、オプションの集光加熱システムにより試料温度を室温~100℃まで変えて測定できます。

※本装置は東北大学・栗原研究室と共同で開発しました。

用途

  • 共振ずり測定:
    ナノメートルの空間中の液体の構造化挙動、粘性、摩擦、潤滑特性を距離の関数として評価
    【使用例】
    ・潤滑材などのナノトライボロジー特性評価
    ・液晶および配向膜の特性評価   ・・・etc
  • 表面力測定:
    電気二重層力、表面電位、接着力、吸着特性、分子間相互作用などの評価
    【使用例】
    ・生体分子間の相互作用の測定
    ・高分子の吸着状態や分子の拡がり・硬さの測定   ・・・etc

特長

  • 共振法により、ノイズに強く、ずり応答の測定感度が高い
  • ツインパス法(反射型レーザ干渉計)により、不透明試料の測定が可能
    FECO(等色次数干渉縞)法による測定もサポート
  • ソフトウェアにより自動で周波数を変えながら、共振ずり応答の測定が可能
  • FFT(高速フーリエ変換)による測定モードも搭載し、共振ずり応答の迅速な測定が可能
  • 共振カーブ描画ソフトにより、すぐに結果を確認することが可能
  • 集光加熱システム(オプション)により試料部を室温~100℃まで温度を変えて測定可能

仕様

温度範囲 室温 ~ 100℃ *集光加熱システム(オプション)付加時
試料体積 不揮発性液体、20 ~ 30μl.
測定モード 表面力
共振ずり測定 周波数スキャン法
FFT法
距離測定分解能 1nm*1
距離制御分解能 0.01nm以下/パルス
表面駆動範囲 5μmから接触まで

*1 環境に依存します。

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