本システムは、微生物が出す「熱」をリアルタイムに測定することで、微生物の増殖活動を評価するシステムです。固体・液体を 含む不均一な試料であっても、形状を変えることなく、非破壊的に微生物の増殖曲線/増殖速度を計測することができます。
用途
- 食品の腐敗ならびに防腐剤効果の把握
- 食品の発酵/醸造の研究
- 各種抗菌剤の開発
- 化粧品や洗剤などの防腐、抗菌処方の研究
- 薬剤効果の精密評価
特長
- あらゆる形状の試料を非破壊的に測定
- 多試料同時計測が可能
- リアルタイムモニタリングが可能
- 増殖速度定数を求めることが可能
- 100%阻害濃度MICの迅速測定
特許や規格
本研究開発は「けいはんな文化学術協会・微生物計測システム研究所」で行われたものです。仕様
- Spica(24試料)
- Antares(19試料)
- Leonis(8試料)
型式 | Spica | Antares | Leonis |
---|---|---|---|
測定方式 | 試料の発熱をセンサーにて検出 | ||
計測試料数 | 24試料 | 19試料 | 8試料 |
試料容器 | アンプル/バイアル瓶 | シャーレ | |
試料容器許容寸法 | φ 19 × 高 90 mm | φ 40 × 高 86 mm | φ 60 × 高 32 mm |
測定温度範囲 | 5 ~ 55℃ ※設置状況、設置環境によって異なります。 | ||
温度制御方式 | 温度制御電源ユニット | 恒温水循環装置 | |
データ取り込み | 取り込み時間:60秒間隔、 最大連続166日 |
システム構成
- ❶ 試料ユニット
- ❷ 検体培養
- ❸ 基準セル(1ヶ所)
- ❹ 円筒形の銅(19ヶ所)
- ❺ 熱電対プレート
- ❻ 冷却水用銅管
- ❼ 断熱材
- ❽ アルミニウムヒートシンク
- ❾ シグナル解析回路
- ❿ データ集計と解析用PC
装置構成
Antares
- 本体試料計測ユニット
- データ取得ユニット
- パソコン
- 恒温水循環装置
- バイアル/アンプル瓶(オプション)
ユーティリティ
本体寸法 | W465 × D650 × H500(mm) ※突起部を除く |
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重量 | 約 100kg |
消費電力 | AC 100V, 最大10A |
設置環境 | 温度変化の少ない環境でご使用ください |
装置シグナルと発菌数の関係
大腸菌増殖の測定データ
※神奈川工科大学澤井淳教授ご提供測定データ
微生物活性計測システム ラインナップ
試料容器
※外形寸法 φ40×H86(mm)以内のアンプル/バイアル瓶をご使用ください。
※外形寸法 φ40×H86(mm)以内のアンプル/バイアル瓶をご使用ください。