キセノンフラッシュ法熱拡散率測定装置 TD-1シリーズ

本装置は、放熱フィルムなどの厚さ方向や内面異方性評価測定が可能です。キセノンランプの採用により、試料に対する攻撃性を軽減しており、専用のアタッチメントを用いることにより、試料の異方性の測定が簡単に行えます。

用途

  • 高分子材料の熱拡散率測定(厚さ方向)
  • 比熱容量の測定および熱伝導性の評価
  • 熱拡散率の異方性評価が可能(面内方向)
  • 多層材の熱拡散率評価(厚さ方向)

特長

  • 熱伝導性高分子材料の熱物性評価に最適
  • 測定雰囲気は大気中及び真空中、不活性ガス中から選択(RTA型は大気中のみ対応)
  • 省電力(AC100V 15A、PCは除く)
  • 省スペースで卓上設置型
  • 室温~最高350℃までの温度制御が可能(昇温測定はHTV型のみ対応)

仕様

型式 TD-1 HTV TD-1 RTV TD-1 RTA
測定物性 熱拡散率、比熱容量(オプション)
温度範囲 室温~最高350℃ 室温
試料寸法 φ10mm(円板状試料、厚さ方向測定)、試料厚25μm ~ 2mm(ポリイミド系試料の場合)
<オプション>
丸型試料用ホルダ(厚さ方向)φ12.7、φ15、φ20mm
角型試料用ホルダ(厚さ方向)角10、角12.7mm
面内方向ホルダ(面内方向)φ20mm
試料数 4個 1個
測定雰囲気 大気中、真空中、不活性ガス中 大気中
異方性評価測定のイメージ図
厚さ方向の測定イメージ図

適用分野

  • 高分子フィルム
  • 高輝度LED
  • 接着剤
  • 高熱伝導性シート
  • 電子機器材料
  • 両面テープ
  • その他の高分子材料
  • パワーデバイス
  • 塗料

ユーティリティ

所要電力 AC100V 15A(PC除外)
設置面積 HTV型:約710mm(W)× 約620mm(D)HTV型:約710mm(W)× 約620mm(D)
本体重量 約40kg

市販ポリイミドフィルムの測定

厚さ(μm) 25 50 75 125
熱拡散率(×10-6m2s-1 0.14 0.20 0.21 0.22

この製品を利用した受託分析のご案内

この製品に関するお問い合わせはこちら

関連製品

  1. 定常法熱伝導率測定装置 GH-1シリーズ

  2. 低熱抵抗多層基板用熱流量評価装置 F-CAL

  3. 2ω法ナノ薄膜熱伝導率計 TCN-2ω

  4. レーザフラッシュ法熱定数測定装置 TC-1200RH/TC-9000シリーズ

  5. 光交流法熱拡散率測定装置 LaserPIT

  6. 走査型サーマルプローブマイクロイメージ STPM-1000

  7. 周期加熱法熱拡散率測定装置 FTCシリーズ