CSについて

4. 長期間、装置を使用しない場合

弊社装置につきましては、過去の事例より長期間の装置停止から再度装置の立ち上げを行う際に、スムーズな稼働が行えなくなってしまうケースがある事からご使用機器に関連する休眠前の対応として、下記の実施を推奨させていただきたくご案内させて頂きます。

  • 赤外線加熱炉などの冷却水を利用している機器の水抜き
    加熱炉内部に水が停留することで、錆・詰まりの発生リスクが高くなることがあります。エアブローなどを行い、冷却水流路内部に残った水の除去し乾燥を行ってください。
    ※水抜きには軽度の詰まり改善に寄与することもありますので、今回を機に実施いただく事も有効です。

    例)
  • 真空排気装置を有する機器の真空封じ、または、不活性ガス封じ
    大気導入をしたままで長期間放置すると、種々の成分が試料系内部表面に吸着してしまうため、再稼働時に到達真空度の悪化・真空引き気にかかる時間の長時間化が見込まれます。 十分に真空引きを行ったのちに各バルブを閉じて真空状態のまま、保管してください。 または、真空引きを行った後に、不活性ガスの導入をおこない、大気の混入を防ぐことも有効です。

    例)
  • PLC(シーケンサ)ユニットを有する機器
    内部電池を有する機器が多いため、無通電期間が長引いた後に、設定情報が消失することがあります。 可能であれば、電力の供給を切らない様にすることが望ましいです。 再稼働時には、これまでの動作との差異が無いかを確認しながらの動作開始をお願いします。

    例)

立ち下げ、再稼働に関するお問い合わせなどありましたら、担当営業またはお問合せフォームよりお問い合わせくださいますよう、お願い申し上げます。

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